勘弁してよ…

出勤途中いつもの道を歩いていた私の耳に入ってきたのは
ゴス！
という鈍い音。
まさか…という思いとともに車道を見ると、

軽自動車の後部に、思いっきり凹んだ跡。
その後ろのクルマは、バンパーが砕けて破片が散乱。

…追突事故です。

道路は軽い渋滞で、のろのろ進んだかと思えば停止、を繰り返す様な状態でした。
つまり明らかな前方不注意。

足早に現場に近づいた私が見た光景は、
携帯電話で話しながら運転する男の姿でした。

その男は、自分が前のクルマに追突したにも関わらず、
自分のクルマのバンパーが割れて散乱しているにも関わらず、
何事もなかったかの様に「ながら運転」を続けていたのです。

この時点で既にありえない光景ですが、
話はこれだけでは終わりません。

察しのいい方は気付いたかも知れませんが…

ぶつけられた軽自動車も
何事もなかったかの様に運転を続けていたのです。
普通なら、
勢いよく飛び出してぶつけた相手に罵声の嵐
とか、するもんじゃないですか？
少なくとも私がぶつけられたら、即、警察へ連絡してやりますが。

で、良く見てみたら、なんと
ぶつけられた方のドライバー（若い女）も
携帯を持って「ながら運転」！

呆れました。そりゃあもう。

あっちがあっちなら、こっちもこっち。
…しかし、いくらおしゃべりに夢中とは言え、
ぶつけられた事に気が付かないとは思えません。
どういう事なんでしょうか。
ありえない、なんてレベルの話じゃないですよ。
（もし本当に気付いてないのだとしたら、それこそ…）

昼、職場の人に話したら
「そこで騒いだら自分も「ながら運転」をしていた事がバレるからじゃないか？」
なんて言ってましたが、果たしてそうでしょうか？
それにしては、慌てた様子など全く見られなかったのですが…

私は、要するに
ぶつける、ぶつけられる事に対する、事の重大性…
つまりは道路交通の危険性を全く理解していないから
だと思いました。
両者とも、せいぜい
すれ違いざまに肩がぶつかった
程度の認識しかしていないのではないでしょうか？

ぶつけた方に罪の意識が少しでもあるなら、
ぶつけられた方に危険な目に遭わされたという思いがあるなら、
あんなに平然としていられるわけがないのです。

…
…
…
…

一体、どうしたらいいんでしょうか？
写真でも撮って、警察に通報するべきだったんでしょうか？
出勤途中とは言え、何もしなかった自分にも
罪の意識が残った、朝の出来事でした。

…この件に関してはこれで終わりです。
が…
別件。

帰り、駅前の横断歩道を渡っていたら、
軽トラックが猛スピードで走ってきました。
しかし、横断歩道は歩行者優先。
私は立ち止まらずに進みました。
恐らく
「当然、歩行者ごときは立ち止まる。
　そこのけそこのけお車が通る！」
…とでも思っていたであろう軽トラは
急ブレーキ。
そして、あろう事か私に向かって
クラクションをぶっ放し、鬼の様な形相で睨み付けて
猛スピードで走り去りました。

さて、私は何か悪い事をしましたか？




さて、
ここまで付き合って頂いた方には、ホント申し訳ないと思います。
こんな場で、こんな事は言いたくはありません。
でも…最後にひとこと。

どいつもこいつも、いいかげんにしろ。
…以上です。