参考にはなりません
いきなり本日の絵です。
え~、今日は何をとち狂ったか、
私の絵のメイキングなぞを簡単に紹介しようかと思います。
ただし、私の絵描きは
何も参考にせず、見よう見まねで会得した完全我流なので、
他の人の参考になるどころか
「何やってんの?」とせせら笑われる様なやり方ではあります。
ま、そういう描き方をしている奴もいる、
という感覚で見てもらえればOKかと。
では、興味があるなら続きからどうぞ。

え~、今日は何をとち狂ったか、
私の絵のメイキングなぞを簡単に紹介しようかと思います。
ただし、私の絵描きは
何も参考にせず、見よう見まねで会得した完全我流なので、
他の人の参考になるどころか
「何やってんの?」とせせら笑われる様なやり方ではあります。
ま、そういう描き方をしている奴もいる、
という感覚で見てもらえればOKかと。
では、興味があるなら続きからどうぞ。
今回は、私自身が「基本絵」と呼んでいるタイプの絵の関しての紹介です。
使用ソフトは「ペイントショッププロ」という、フォトショもどきです。
まずは下描き。
基本絵の場合、ほぼ100%紙に下描きした物をスキャンする方法をとっています。
ペンタブでは、どうしても感覚が掴めないのです。
また、アタリをとって描こうとするとまず間違いなく絵が崩れるので、
基本的に一発描きです。消しゴムを使う事も、めったにありません。
ちなみに、B5のPPC用紙を使います。
下描きをスキャンしました。
これに、線画レイヤーを追加して、もしょもしょと線を引いていきます。
この時使うのは、グラデ(アンチエイリアス)などない、黒一色のペン。
SAIで言うところの「2値ペン」です。
なぜかと言うと、ぼやけた線では、ベタ塗りに都合が悪いからです。
また、私は線を引く時は200%に拡大しています。
100%以下だと、線がぶれてぐにゃぐにゃになってしまうからです。
手ぶれ補正は、それはそれで思い通りの線が引けないので、使いません。
(このソフトに、そもそも手ぶれ補正は搭載されてませんが)
なので、線を引くと言うより、「黒い色を置いていく」という感覚です。
さて、よく言われる事に
「1ドットでも隙間があると塗りがはみ出す」ってのがありますが、
むしろ問題なのは、線の交点などにできるドット欠けです。
これがあると色を塗った時、ぽつんと無色部分ができてしまうので、
気を付けながら作業をしていきます。
線画が完了しました。
続いて色塗りです。
私は、パーツごとにレイヤー分け、なんて事はしません。
線画レイヤーをコピーしたレイヤーに、
おもむろにバケツツールで色を置いていきます。
こんな感じに。
…と、この段階でドット欠けを発見しました。
気を付けているつもりでも、結構見落としがあるものです。
発見次第修正して、作業を続けます。
色塗り完了です。
続いて影を付けます。
これのやり方も、普通の人が見たら笑われそうですが、お構いなし。
乗算レイヤーを作り、先の「色レイヤー」から
同じ色で塗ったパーツを選択範囲で選び、
乗算レイヤーに影の境界線を引いていきます。
そして、影になる方を、またしてもバケツでベタ塗りです。
当然、影レイヤーも1枚のみです。
…完了。
続いて、髪の毛の光り等を描き加えます(上の絵は、それも済んだ状態です)。
最後に、気分次第で背景を作って出来上がり!
背景と言っても、青いグラデーションにてきとうな雲を描き足しただけですが、
お手軽な割りに見栄えが良くなるので、
私は多用しています(笑)。
さて、下描きからここまで、約2時間半かかりました。
ゼロからこんなスピードで完成する事は、まずありません。
ただ、ブログを始めてからは間違いなくスピードアップしましたね。
それでは、長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
使用ソフトは「ペイントショッププロ」という、フォトショもどきです。
まずは下描き。
基本絵の場合、ほぼ100%紙に下描きした物をスキャンする方法をとっています。
ペンタブでは、どうしても感覚が掴めないのです。
また、アタリをとって描こうとするとまず間違いなく絵が崩れるので、
基本的に一発描きです。消しゴムを使う事も、めったにありません。
ちなみに、B5のPPC用紙を使います。

下描きをスキャンしました。
これに、線画レイヤーを追加して、もしょもしょと線を引いていきます。

この時使うのは、グラデ(アンチエイリアス)などない、黒一色のペン。
SAIで言うところの「2値ペン」です。
なぜかと言うと、ぼやけた線では、ベタ塗りに都合が悪いからです。
また、私は線を引く時は200%に拡大しています。
100%以下だと、線がぶれてぐにゃぐにゃになってしまうからです。
手ぶれ補正は、それはそれで思い通りの線が引けないので、使いません。
(このソフトに、そもそも手ぶれ補正は搭載されてませんが)
なので、線を引くと言うより、「黒い色を置いていく」という感覚です。
さて、よく言われる事に
「1ドットでも隙間があると塗りがはみ出す」ってのがありますが、
むしろ問題なのは、線の交点などにできるドット欠けです。

これがあると色を塗った時、ぽつんと無色部分ができてしまうので、
気を付けながら作業をしていきます。

線画が完了しました。
続いて色塗りです。
私は、パーツごとにレイヤー分け、なんて事はしません。
線画レイヤーをコピーしたレイヤーに、
おもむろにバケツツールで色を置いていきます。

こんな感じに。
…と、この段階でドット欠けを発見しました。

気を付けているつもりでも、結構見落としがあるものです。
発見次第修正して、作業を続けます。

色塗り完了です。
続いて影を付けます。
これのやり方も、普通の人が見たら笑われそうですが、お構いなし。
乗算レイヤーを作り、先の「色レイヤー」から
同じ色で塗ったパーツを選択範囲で選び、
乗算レイヤーに影の境界線を引いていきます。

そして、影になる方を、またしてもバケツでベタ塗りです。

当然、影レイヤーも1枚のみです。

…完了。
続いて、髪の毛の光り等を描き加えます(上の絵は、それも済んだ状態です)。
最後に、気分次第で背景を作って出来上がり!

背景と言っても、青いグラデーションにてきとうな雲を描き足しただけですが、
お手軽な割りに見栄えが良くなるので、
私は多用しています(笑)。
さて、下描きからここまで、約2時間半かかりました。
ゼロからこんなスピードで完成する事は、まずありません。
ただ、ブログを始めてからは間違いなくスピードアップしましたね。
それでは、長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
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コメント
No title
とても参考になりました
とても具体的なことを教えていただけました!
>また、アタリをとって描こうとするとまず間違いなく絵が崩れるので、
>基本的に一発描きです。消しゴムを使う事も、めったにありません。
線だらけ&消しゴムで消した後で真っ黒で
何が何だか分からなくなるほど下書きしてます!
崩れないように補助線引きまくってる割にはいつも崩れる・・・
>また、私は線を引く時は200%に拡大しています。
>100%以下だと、線がぶれてぐにゃぐにゃになってしまうからです。
最初はおおざっぱに75~50%で描いてました。
しかし仕上げになっても大雑把なまま・・・
>むしろ問題なのは、線の交点などにできるドット欠けです。
確かに何度かバケツを試した際によく発生してました!
ちょっとは直したけど基本的に放置しまくり・・・
2時間半はとても早い!
私が自分に置き換えてイメージすると、
数日掛かりの作業になることは確実です。
やはり練習を重ねることが肝要なのですね。
>また、アタリをとって描こうとするとまず間違いなく絵が崩れるので、
>基本的に一発描きです。消しゴムを使う事も、めったにありません。
線だらけ&消しゴムで消した後で真っ黒で
何が何だか分からなくなるほど下書きしてます!
崩れないように補助線引きまくってる割にはいつも崩れる・・・
>また、私は線を引く時は200%に拡大しています。
>100%以下だと、線がぶれてぐにゃぐにゃになってしまうからです。
最初はおおざっぱに75~50%で描いてました。
しかし仕上げになっても大雑把なまま・・・
>むしろ問題なのは、線の交点などにできるドット欠けです。
確かに何度かバケツを試した際によく発生してました!
ちょっとは直したけど基本的に放置しまくり・・・
2時間半はとても早い!
私が自分に置き換えてイメージすると、
数日掛かりの作業になることは確実です。
やはり練習を重ねることが肝要なのですね。
見よう見まねの返信
>まとさんへ
初めてCGのイロハ本を読んだ時の衝撃は忘れられません。
自分のやり方のあまりのズレっぷりに硬直しましたから…
でも、じゃぁ、と本の通りにやっても、全然うまくいかなくて、
結局今まで通りで続けてます。
こういうのもアリでしょう。現に、こうやって描いてる奴がいるんですから(笑)。
レイヤーをたくさん使う、という発想は全くなかったです。
基本的にケチなもので(^_^;)
あと、使ってるソフトが重いので、レイヤー10枚とか言ってたら
作業にならないのです…
レイヤー50枚とか、ひっくり返りました。
2時間半は速い(早い)ですね我ながら。
普段からこんなに早く出来れば、苦労はしないんですが…
>新井戸ヒカルさんへ
参考、というものでもないとは思いますが…
私が絵を描く際にアタリをとらないのは、
もともと鉛筆描きマンガばっかり描いていたからでしょうね。
消しゴムをあまり使わないのも同様です。
線がぶれると、結果的にドット欠けも増えるので
どうしても慎重になります。
あと、意味もなく等倍で見る事が多いので、気になるんですよ…
ホント、2時間半は早いです。
実は夕方から用事があったのでがむしゃらに仕上げたんですけど、
私も以前は数日かかってました。
「継続は力なり」、を痛感します。
初めてCGのイロハ本を読んだ時の衝撃は忘れられません。
自分のやり方のあまりのズレっぷりに硬直しましたから…
でも、じゃぁ、と本の通りにやっても、全然うまくいかなくて、
結局今まで通りで続けてます。
こういうのもアリでしょう。現に、こうやって描いてる奴がいるんですから(笑)。
レイヤーをたくさん使う、という発想は全くなかったです。
基本的にケチなもので(^_^;)
あと、使ってるソフトが重いので、レイヤー10枚とか言ってたら
作業にならないのです…
レイヤー50枚とか、ひっくり返りました。
2時間半は速い(早い)ですね我ながら。
普段からこんなに早く出来れば、苦労はしないんですが…
>新井戸ヒカルさんへ
参考、というものでもないとは思いますが…
私が絵を描く際にアタリをとらないのは、
もともと鉛筆描きマンガばっかり描いていたからでしょうね。
消しゴムをあまり使わないのも同様です。
線がぶれると、結果的にドット欠けも増えるので
どうしても慎重になります。
あと、意味もなく等倍で見る事が多いので、気になるんですよ…
ホント、2時間半は早いです。
実は夕方から用事があったのでがむしゃらに仕上げたんですけど、
私も以前は数日かかってました。
「継続は力なり」、を痛感します。
No title
こんばんわ!
けうけうさんの漫画道・・・もといデジ絵道が公開されてる;-;
他人様の絵を描く工程って、なんとなく興味を惹かれるモノでして。
あ~っ!こうやって、けうけうさんのイラスト出来上がるんだなぁーって
感心しながら拝見しました。
バケツ塗りすると、どうしても出来る『ドット欠け』
ちょっとすると見逃してしまいがちなモノを丁寧に修正したり・・・
お絵描きの工程通してですが、その方の人柄に触れている様でね、
思わず背筋がシャキーンって伸びますね;-;
けうけうさんの漫画道・・・もといデジ絵道が公開されてる;-;
他人様の絵を描く工程って、なんとなく興味を惹かれるモノでして。
あ~っ!こうやって、けうけうさんのイラスト出来上がるんだなぁーって
感心しながら拝見しました。
バケツ塗りすると、どうしても出来る『ドット欠け』
ちょっとすると見逃してしまいがちなモノを丁寧に修正したり・・・
お絵描きの工程通してですが、その方の人柄に触れている様でね、
思わず背筋がシャキーンって伸びますね;-;
見よう見まねの返信2
>嫁バズさんへ
う~…正直、あまりのシロウトっぷりゆえ
過去何度もメイキングを公開しようとして、やめたので、
どんなモンなのかな、と感じているのですが、
だけども逆に、最初から本に載ってる様な描き方してる人って
いるのかな?なんて思ったりもします。
私は「変化」を嫌う性格なので我流を押し通しているわけですが、
普通の人って、最初はどうだったのかな?…と。
最初から、マスクだとか使える人なんていないでしょ?…ってのは言い過ぎでしょうか?
しかし…私の人柄ですか?う~む。
細かい所ばっかり気にして、肝心な所を見ない
…とか(^_^;)
う~…正直、あまりのシロウトっぷりゆえ
過去何度もメイキングを公開しようとして、やめたので、
どんなモンなのかな、と感じているのですが、
だけども逆に、最初から本に載ってる様な描き方してる人って
いるのかな?なんて思ったりもします。
私は「変化」を嫌う性格なので我流を押し通しているわけですが、
普通の人って、最初はどうだったのかな?…と。
最初から、マスクだとか使える人なんていないでしょ?…ってのは言い過ぎでしょうか?
しかし…私の人柄ですか?う~む。
細かい所ばっかり気にして、肝心な所を見ない
…とか(^_^;)
コメントの投稿
成る程なー思いながら見ました。
下絵をスキャンは自分と同じですね。
それ以外は違う気もします。
自分の場合レイヤーたくさん使いますから><
これ2時間半て凄すぎだと思いますよ。